こんにちは、まーたです。
今回は初の『ごらく部』記事として、『21エモン』を取り上げたいと思います。
なぜ今更?と仰られるかも知れませんが、私が最近、偶然見て、正に家族のためのアニメだと思ったので、取り上げさせて頂きました。
『21エモン』は、家族で見てほしいアニメですね!
『21エモン』 とは?
『21エモン』と聞いて、「そういえば、あったなー」と思い出されるのは、割と年配の方なのではないでしょうか。
かの有名な藤子・F・不二雄さんの作品なのですが、テレビで放送されていたのは、約30年ほど前の、1991年の頃。
ちなみに原作はもっと古く、1968年~1969年にかけて描かれたらしいです。
つまり、マンガ原作が描かれてから、22年も経ってやっとテレビアニメ化されたという作品。
原作が発表された当初は、世間から評価されなかったらしいのですが、時代を経て再評価された、とのことです。
やはり本質的な名作は、自ずと世に出てしまうものなのでしょう。
とは言え、『ドラえもん』ほどの人気作品にはならなかったのは、残念なところ。
でも個人的には、この『21エモン』こそ、家族で楽しむべきアニメ。
家族みんなで集まって、見て頂きたいアニメだと思っております。
ワタクシは基本、大人アニメや青年漫画を読むので、そーゆー作品を紹介しようと思ってこの『ごらく部』を造ったのですがw、
しかし、やはり家をテーマにしている、家族のための『復活家』でありたい。
ということで、『ごらく部』最初の投稿としては、家族で見るべきアニメ、
『21エモン』について綴ってみたいと思います。
『21エモン』の、あらすじ
時代は2018年(なんと既に過去!w)、別の星との交流も盛んになり、外国人ならぬ異星人がトーキョーシティー(東京)まで観光へやってくる時代。
潰れる寸前のホテル『つづれ屋』の21代目として生まれたのが『21エモン』(以降、エモン君と呼びます) 。
お父さんは『20エモン』という名前なのですから、なんとも分かりやすいww
で、そのエモン君はホテル『つづれ屋』の跡継ぎにもかかわらず、
そんなホテルよりも「宇宙に飛び出したい!」と言い出す、夢と冒険心あふれる男の子。
いつか宇宙パイロットとして地球から飛び出して、宇宙を旅することに夢を持っておりました。
しかし現実はそんなに甘くはない。
とても繁盛しているライバルホテルの跡取り息子『リゲル』にネチネチ言われたり、
エモン君を心配しながらも、何かと付きまとう『ルナちゃん』と共に、
フツーの学校(と言っても未来的な学校ですが)に通う、ごくごく普通の学生をやっておりました。
そんな彼の元に、お客様のトランクに紛れてやってきたのが、宇宙生物『モンガー』。
この『モンガー』は何と、絶対生物の異名を持つ生き物。真空の宇宙でも生きられ、何とブラックホールに吸い込まれても生きているという、凄い生物。
しかもテレポーテーションまで使える、超絶生命体。
こんな生物がエモン君の元にやってきたのだから、エモン君も宇宙に対する憧れが更に増します。
モンガー登場!かわゆいですね♪
お客様のバッグに紛れ込んで登場!
ちなみにモンガーは、正式名称『ヘッコロダニ星雲タンバ星系ササヤマ星出身の「絶対生物」学術名ケイイチハラ 』らしいですw
こんな異名を持つモンガーですが、何とも可愛らしい姿をしておりますね
さて、そんな日常を過ごしているエモン君。
モンガーが現れた頃から、様々なお客様と接することも多くなり、
そして、そのトラブルに巻き込まれて宇宙に出てしまいます。
実際に宇宙に出て、大変な目に遭って、やっとの思いで地球に帰ってくるのですが、
それでもその経験が忘れられず、その後も何度か宇宙に出てしまいます。
また宇宙に出るための、宇宙船が欲しくなったりと、とにかく活動的で、見ていてとてもワクワクさせられる作品となっております。
また、エモン君を支えるモンガーだけではなく、
息子と衝突しながらも、その夢を応援してしまうお父さんこと『パパ(20エモン)』
そのお父さんと息子をなだめながら、お客様の対応をこなす『ママ』
更に、お客様の対応から、格闘までこなす、お手伝いロボットの『おなべ』
加えて、なぜかボーイをさせられてしまったけれど、本来のあるべき姿:芋掘りロボットとしての宿命を全うしようとするロボット『ゴンスケ』
憎めないトラブルメーカー、ゴンスケ
いつも丁寧な、オナベ
特に、このゴンスケ。
コイツは言ってしまえば、不良社員とも言えるのですがw、
それでもとても愛嬌があり、面白みにあふれるキャラクターとなっています。
こういった、エモン君だけでなく、エモン君を支える魅力あふれるキャラクターが多いところが、『21エモン』の魅力ではないでしょうか。 ぜひ楽しんで頂きたいと思います。
ちなみに、かの藤子・F・不二雄先生も、
このゴンスケに対する思い入れは強かったらしく、別作品でも登場しているとのこと。
こういった、別作品でもキャラクターが出てくるのは、とても面白いですよね。
ちなみにこの逆パターンとして、
この『21エモン』を見ていると、時々ドラえもんが出てきたりするので、探してみてくださいw
なぜ、家族で見て頂きたいのか?
ここまで、21エモンのあらすじや、魅力などを少し語らせて頂いたのですが、
そもそもこのアニメが何故、家族で見るべき、と言っているのか。
それは、このアニメは正に、『家族愛』を描いているから
21エモンのテーマは、家族愛!
これは、単に私が主張しているだけであって、藤子・F・不二雄先生が言ったワケでは、ありません。
単なる、独断と偏見の主張です。
しかしですね。きちんと21エモンを視聴された方は、このテーマに共感して頂けると思います。
例えばドラえもんですが、ドラえもんは基本的に、
のび太がイジメられたりダメだったりした時に、それを見かねたドラえもんが、未来の秘密道具で助けてくれる、というもの。
主に友達とのやり取りが多く、(旧)主題歌の通り、
『あんなこといいな、できたらいいな』を、体現するアニメとなっております。
それと比較して、21エモンは、家族が出てくるシーンがとても多い。
また、家業を継ぐべきと思いながらも、宇宙への想いも強く持っているエモン君。
家族もまた、エモン君を支えたり、そして衝突したり、というシーンが多くでてきます。
この作品は、家族をテーマにと言っても、過言ではないでしょう。
ここが、『21エモン』の家族的な見どころ!
特に印象的なのは、第17話『ウッキッキー?ウキキの木のチャネリング!!』から続く話の流れです。
エモン君は、宇宙に出たいと言う希望があり、それに対して家業を継いでほしいと思っているパパと、何度か衝突します。
そんな折、『ウキキの木』と言うお客様が来店され、トラブルがあったものの、
エモン君はそのお客様に、とても気に入ってもらえました。
そしてウキキの木がお帰りになる頃、当然ホテルにお支払いをします。
でもそのお支払いは、なんと金塊!!
もちろん、金塊はホテル代よりも遥かに高価。
お客様の『ウキキの木』は、「エモン君、ホテル代の残りは、宇宙旅行の足しにしなさい」と言ってくれたのです。
そこでエモン君は、その金塊を持って、宇宙旅行に出ようとします。
しかし、です。
エモン君は、その金塊を家に置いてから、旅に出ました。
『パパ、ママ、この金塊は、ホテルの修繕に使ってください』
と言うメッセージと共に。
ええ息子さんです!
(´;ω;`)ウゥゥ
それを見たパパとママ(あと、ロボットのオナベもw)は、その気持ちにとても感動するワケです。
エモン君は既に、(トラブルに巻き込まれながらw)宇宙に出て行ってしまったので、
その金塊をエモン君に渡そうとしても、渡せないまま。なワケです。
そうして暫くして、エモン君が無事、家に帰ってきてみると、
その金塊を使って、ホテルがきれいにリニューアルされている!!
…と思いきや、以前と同じです。
しかし、違う所が少しだけ。
エモン君は、パパに連れられて、裏庭に回ってみたところ…、
…、
……、
そこには、なんと、赤色のスペースシップが!
パパは、こう言うのです。
『息子のお金を使う、親がいるもんか。そのお金で、中古だがお前のスペースシップを買ったぞ』
…もう、これ、泣けますよね!
いい話すぎます!!
親子愛に、感動です!!!
。゚(゚^ω^゚)。゚
ちなみにこのスペースシップ、エンジンがありませんw
中古で、エンジン以外の筐体を買うのがやっとだったワケです。
でも、宇宙に行けるスペースシップを手に入れたエモン君。
喜び溢れるわけですよ、これが。
もうね、私も親として、これはやっぱり泣けるわけですよ。
親として当然のことかも知れませんが、潰れかけの自宅と業務があるにもかかわらず、
親として、子供のお金に手を付けず。
しかも、子供に家業を継いでほしいと思いながらも、子供の夢を応援してあげる。
これを、家族愛と言わずして、何と言いましょうか。
とまぁ、こんなシーンがあったりするのが、21エモンという作品なのですよね。
他にも、ご先祖様の5エモンが登場したり、最終回では22エモン君が生まれたり
(若干、ネタばれでスミマセン)
何というか、個人の夢もあり、家族からの期待もあり。
現代で言うところの、家族の課題が凝縮されている感じ。
しかしそれでも、子供のことを応援する両親。
その主人公と一緒に行動する友人達。
いやー、なんとも家族で見てほしい。
そして、この家族愛を見習ってほしい。
そう感じる、アニメだったりします。
大人も子供も、何度でも見てほしい作品
ということで、『ごらく部』の初回は、『21エモン』のご紹介でした。
少しは、面白さをお伝えできましたでしょうか?
Amazon Primeや、U-nextなどの動画サービスで一気見ができますので、
気になったら見てみてくださいませ。
※注:本ページ内画像の著作権は、©藤子プロ/シンエイ動画にあります。
※注:本ページの情報は2019年2月時点のものです。最新の配信状況はAmazon Prime, U-NEXTの各サイトにてご確認ください。
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