必要ならば、取立ても。です

修繕日記
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こんにちは、まーたです。

今回は、簡易裁判所に赴きましたので、そのレポートです。

まーた
まーた

やるべきをやるのが、復活家です。

本日の活動

本日の修繕内容は、以下の通り

  • 滞納の回収を行うために、裁判所へ

必要ならば、訴訟も辞さず

いつも修繕しているまーたですが、修繕だけでなく、物件の管理もしております。

なので時々、トラブル解決などもやってまして、たまにはそんな記事もよいかなと思ったのでレポートしてみますね。

コトの発端は

今回は、費用の滞納を2年近く続ける方がおり、その方を訴えましょう、となりました。

しかもその方は、シッカリお金を稼いでいるのに、払うべき費用を払ってないワケなので、ちょっと人としてどうかなと思うワケです。

もちろん、まーたとしても、そもそも訴訟なんかせずに、できれば穏便に済ませたいと思っておりました。
ただ滞納を続ける方は、電話番号や住所に連絡しても連絡が取れない状況ですし、こちらも勝手に居所調査などできるワケでも御座いません。

なので止む無く、まずは訴訟を行うコトに致しました。

とは言え、そんなに重い話ではな無くて、割と簡単に解決しましたので、お気楽に読んでくださいませ。

まーた
まーた

手続きも全部、自前でやったので、レポートしますね。

訴訟って、どうやるの?

訴訟って、あまり馴染みがなくて、どう進めるか分からないですよね。

そこで、ちょっとリストに書いてみるコトにしました。

あくまでも、今回の件に関する流れなので、状況によっては少し違ってくるコト、ご了承くださいませ。

訴訟の流れ
  • ステップ1
    内容証明郵便で連絡

    最初に、お支払いの催促を「内容証明郵便」を使って連絡します。

    もちろん過去2年間ずっと催促していましたが、普通郵便のみ送付していましたので、改めて内容証明郵便としてお送りします。

  • ステップ2
    訴状の提出

    裁判所で書記官の方に教えて頂きながら、「訴状」を纏めます。

    これを提出するコト、つまり「訴訟」を行うコトで、今回の訴えを「事件」として扱って頂き、未収の方を「被告」として扱って頂きます。

  • ステップ3
    特別送達の送付

    次に裁判を行うためには、被告と原告が出廷する必要があります。そこで裁判所から「特別送達」を送って頂き、被告に出廷するように求めます。

    ここで被告がすんなり受け取ればそのまま裁判ですが、 今回は受取人不在となったので、次は現地調査になりました。

  • ステップ4
    現地調査を行う

    現地の聞き込み作業などもありますが、今回は特に、現住所に住んでない可能性が高かったので、裁判所の許可証を頂いた上で、役場にて住民票の収得を行いました。

    調査したところ、新しい住所が発見されたので、そちらに特別送達を再度送って頂きました。

  • ステップ5
    送達の受け取りを確認

    特別送達を提出頂いたところ、被告にキチンと届いたとの連絡を頂きました。

    従って、裁判を予定日に行うコトが決定!

  • ステップ6
    裁判の実施

    晴れて、裁判の実施です。私は原告なので、所定の時間に裁判所へ赴きます。

    ちなみに今回は通常訴訟を選択しましたので、被告が当日現れなくても、裁判の実施は可能です。

こうして見ると、結構な手順がありますね。

実際、準備など含めて、裁判の実施まで2.5ヶ月ぐらいの時間が掛かりました。

司法書士などに頼むと簡単なのでしょうけれど、そこは時間をかけてコスト削減というコトですね。

いざ、裁判所へ!

さて、いよいよ裁判当日です。

裁判は基本的に、契約書や規約に規定されている裁判所で行います。
基本的には、その物件を管轄している地域の裁判所ですね。

行き先は、簡易裁判所

裁判と言っても、いきなり最高裁判所へ行くワケでは御座いません。
皆さんも中学校で学んだと思いますが、最初に行くのは、地方裁判所。

…ですが、140万円未満の案件なので、地方裁判所ではなく、簡易裁判所が届け出先となります。

Q. 地方裁判所と簡易裁判所のどちらに裁判を起こせばいいのですか。
A. 裁判所法によれば,140万円以下の請求に係る民事事件については簡易裁判所が,それ以外の一般的な民事事件については地方裁判所が,それぞれ第一審裁判所となります。

裁判手続 民事事件Q&A より

今回は簡易裁判として訴訟しておりますので、簡易裁判所に赴くワケですね。

裁判所の内部って

あえて記載はしませんが、某裁判所ですね。
大通りに面してますので、よくご存じの方も多いはず。

で、中に入って行きますと、案内板が。
こうして見ると、様々な案件に対応しているのが見て取れますね。

この先を抜けて、簡易裁判所に参ります。

ちなみにですが、地方裁判所も簡易裁判所も小規模なので、同じ建物内でやってたりしますね。
私が赴いた簡易裁判所も、そういう造りでした。

この扉を抜けて、2階に裁判所があるとのコト。

古ぼけた階段を抜けていきますと…。

いかにも!って場所に出ましたね。

今回は、この6号法廷で裁判が行われます。

傍聴の注意が書いてありますが、読んでみるとワリと面白いですw

「はちまき、ゼッケン、たすき、腕章などは着用しないでください」
「ヘルメット、ビラ、プラカードなどは持ち込まないでください」

この辺を読むと、政治闘争などでご苦労があったのかな?と偲ばれますね。

またココに掲示されている張り紙で、本事件が開催されるのかを確認をします。

伏字にしてますが、予告通りの時間で、開廷と記載されておりました。
時間少し前なので、法廷に入ります。

中に入って見ると、正にこんな感じ。

裁判所Webより引用

法廷内の写真は引用させて頂きましたが(撮っちゃダメなので)、実際の法廷もこんな感じでしたね。
ただ何というか、裁判官の方は一生懸命で、それ以外の方はノホホ~ンとした感じだった気がしますw

入って5分ほどで、私の案件の番となり。

原告の方は不在だったので、私と裁判官で状況の確認、別室に移動して調停員の方と相談、その後に裁判官の方と再度お話しを行って、完了。という流れでした。

よくイメージされる裁判風景では、原告と被告に弁護士が付いて、弁護士からの熱い弁論、というのがお決まりですよね。

でも今回は弁護士もおらず、私が裁判官の方や調停員の方とお話して、終わり。でしたね。

結果は、もちろん勝訴

あっさり終わった裁判ですが、もちろん原告側の勝訴です。

と言いますか、ある意味で、訴訟すら行ってないとも言えますね。

さて、なぜでしょう?w

詳しい経緯

今回の判決は、正確に言えば、「訴訟した上での勝訴」ではなく、
「裁判官に調停して頂いて、和解勧告をしてもらった」というのが結論です。

実は、この法廷を実施する前に、被告から部分的な入金がありまして。
「訴訟しますよ!」という特別送達が届いた時点で、被告はびっくりして入金してくださったのですよね。

未納金の殆どが入金されていて、残金は3万円ほど。
そして、「訴訟しないで欲しい」と言う要求を同時に頂いていました。

そこで私からその旨を裁判官にお話をして、結果、「残金を請求する和解勧告」として判決して頂いたのでした。

ですので、正確に言えば訴訟というよりも、裁判官に和解してもらった、という形で法廷終了をしたのですね。

その後は

「次月末までに、残金を入金すること」という和解勧告を作成して頂いた後、被告に内容を送達。ただこの送達が届くよりも早く、すぐに残金も入金されました。

つまり、これで未納事件は解決され、一件落着となったワケですね。

ただし今後はこのような事が無いように、
「今後は入金の遅延を行いません」と言う同意書に署名をして頂くコトも、付け加えておきました。

加えて、追加で3ヵ月分の前納+自動振り込みを要求したトコロ、被告はそれに応じてくれましたので、今後の憂いも無く、これで完了と致しました。

そもそも、お金があるなら、ちゃんと払って頂きたいのですけどね。

普通訴訟、おいくら万円?

さて今回の裁判ですが、どれだけの費用が掛かったのでしょうか。

通常、裁判と言えば何十万、何百万というイメージが付いていると思いますので、実態を見てみたいと思います。

今回の裁判費用

今回の費用は…、

ズバリ8,025円+交通費!

こうして見ると、かなりお安いですねー。

私の人件費はさておき、裁判官の方、書記官の方、調停員の方のお時間を頂いても、これだけの額で済んでしまいました。

もちろん、簡易裁判1審だけで完了したコトも理由なのですが、
やはり自前で行ったコト、知識を持っていたコトが、大きなポイントかもですね。

なぜに激安!?

通常、裁判と聞けば、数百万円などイメージしてしまうと思います。
それはそれで間違ってないのですが、純粋な裁判費用だけで考えると、そこまでは必要となりません。

それは、何故か。

大きな理由としては今回、弁護士も付けず、司法書士への依頼も行わなかったコトが大きいと思います。

当初、裁判の訴訟を司法書士に依頼しようとしたトコロ、20万円!という額が提示されました。
しかし訴訟額も小さいコトから、そんなコトをやっていたら赤字になってしまいます。

そこで訴訟手続き含めて、すべて自前で行うコトで、費用削減を実現しました。

また加えて、今回は滞納、つまり「未納債権の訴訟」と言う案件になります。

コレは法律的にとても保護されていて、相手に弁護士が付こうが、ほぼ100%勝ちます。
むしろ相手側の弁護士は、付きたいと思わないでしょう。負け確定ですので。

また訴訟額も小さいので、弁護士としても実入りが小さく、やってられません。

と言うコトで、こちらも弁護士を付ける必要が無かった、というコトになります。

弁護士も司法書士も付けず、手続き含めて自分で行うコトで、激安の費用で未納を回収できたというコトですね。

この辺の知識があるかないかでも、打てる手が違ってきますよね。

本日のまとめ

本日は、滞納の訴訟をお送りしました。

滞納を無事に回収できて、しかも低コストで済みました。
もちろん、必要な時には協力者に助けて頂きますが、管理者としてベスト条件での目的達成でした。

次回はまだ未定ですが、また修繕レポートが溜まったら、アップ致しますね。

まーた
まーた

必要とあれば、必要な処置を施す。コレが復活への近道ですよね。

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